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【男子テニス】「チャンスはある」 錦織、初戦は難敵マリー
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マスターズ・パリ大会でATPツアー・ファイナル出場を決めた錦織圭(にしこり・けい)=2014年10月31日、フランス・首都パリ(AP) 9日に開幕する男子テニスのATPツアー・ファイナル(ロンドン)の組み合わせ抽選が3日に行われ、シングルスで1次リーグB組に入った世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は9日の初戦で6位のアンディ・マリー(英国)と顔を合わせることが決まった。
年間成績の上位8人で争われるファイナル出場はアジア男子で初めてだが、錦織は「メンツはすごいけど、別に勝てない選手ではない。自分のプレーをすればチャンスがある位置にいると思う」と栄誉ある晴れ舞台に意気込む。
トップ選手の証しとなる頂上対決に「初めての緊張感もある」と心境を明かしたが、未勝利の選手は9日の1次リーグB組初戦で当たる過去3戦全敗のアンディ・マリーだけだ。B組で世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)やA組で3連覇を狙う世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とはいずれも2勝2敗。「大会が違うけど、マリー以外の選手には勝っている」とツアーで今季4度優勝と躍進した自信をのぞかせる。
「昨年から強く意識し始めた」というファイナルは4人ずつ2組に分かれて総当たりで行われ、各組2位までが準決勝に進む。課題は4強入りしたマスターズ・パリ大会で精度が低かったサーブ。全米オープンで準優勝し、アジア男子で四大大会初の快挙を成し遂げた日本のエースは「細かいところを修正したい」と最終決戦に万全を期す構えだ。
B組のフェデラーは9日に8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対決。A組のジョコビッチは10日に9位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。