SankeiBiz for mobile

【男子テニス】錦織、自己最高の世界5位「楽しむ気持ち強く」

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSのスポーツ

【男子テニス】錦織、自己最高の世界5位「楽しむ気持ち強く」

更新

マスターズ・パリ大会のシングルス準々決勝で得意の「エアK」を炸裂させる錦織圭。大会での準決勝進出によって、アジア男子初の世界トップ5入りを果たした=2014年10月31日、フランス・首都パリ(AP)  男子テニスの11月3日付最新世界ランキングが発表され、前週のマスターズ・パリ大会で4強入りした錦織圭(にしこり・けい、24)=日清食品=が7位から5位に浮上し、10月に記録した自己最高の6位を更新して初のトップ5入りを果たした。コンピューターによる現行制度の世界ランキングで日本男子最高。女子ではクルム伊達公子(きみこ、44)=エステティックTBC=が1995年に最高4位となった。

 錦織は5月に初のトップ10入りを達成し、全米オープン準優勝で8位に浮上。楽天ジャパン・オープンでツアー今季4勝目を挙げて6位になり、前週のマスターズ・パリ大会4強でポイントを積み上げた。年間成績などの上位8人で争われるシーズン最終戦のATPツアー・ファイナル(9~16日・ロンドン)に初出場し、今季を締めくくる。1位のノバク・ジョコビッチ(27)=セルビア=ら上位4人に変動はなかった。

 重圧は「当然ある」

 27歳のジョコビッチを頂点に33歳のロジャー・フェデラー(スイス)、28歳のラファエル・ナダル(スペイン)がトップ3を占める男子テニス界。24歳の錦織が世界5位となり、新世代の旗手として頭一つ抜け出した。全米オープンで準優勝して「もう勝てない相手はいない」と宣言した自信は本物で、来季は四大大会タイトルを狙える位置につけた。

 目標だったトップ10入りを5月に達成すると「次はトップ5を目指したい」。10月の楽天ジャパン・オープン決勝で1歳年下のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を退け今季ツアー4勝目を飾ると「若い世代で盛り上げていきたい」と決意を示した。

 闘志を内に秘める男が有言実行で階段を駆け上がった。地位に伴う重圧は「当然ある」と明かす。「でもこの瞬間を楽しもうと、気持ちを強く持つことが一番大切だと知った」。精神的な成長も著しい。トップ選手8人による最終戦は優勝賞金もランキングのポイントも四大大会に次ぐ大舞台。飛躍のシーズンの総決算として、アジア男子で初めて挑む。

 ≪父親ジョコビッチ、節目の2連覇≫

 父親になって節目の2連覇を達成し、力強く両手を突き上げた。2日にパリで行われた男子テニスのマスターズ・パリ大会シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチが第7シードのミロシュ・ラオニッチを6-2、6-3で下し今季6度目の優勝を果たした。自身の通算600勝目に花を添え「競技人生の中でも最高の瞬間だ」と充足感に浸った。

 エレナ夫人との間に第1子となる長男、ステファン君が生まれたばかり。「エネルギーが全身からみなぎった」と縦横無尽に駆け回り今大会は一セットも落とさなかった。準決勝では錦織圭を圧倒。決勝も196センチの長身から繰り出すラオニッチの高速サーブに巧みなリターンで応戦し、エースを9本に抑えた。

 年間成績などの上位8人による9日からの最終戦、ATPツアー・ファイナル(ロンドン)での3連覇へ、その強さは健在だ。

 世界ランキング1位の27歳。2位のロジャー・フェデラーと年間1位を争っている。「最高の力になる」という愛息の存在を励みに「どの試合もどのプレーも最後まで全力で戦い、世界一の座を守りたい」と誓った。(共同/SANKEI EXPRESS

ランキング