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【東都大学野球】専大昇格即V、守りの堅さで歓喜

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【東都大学野球】専大昇格即V、守りの堅さで歓喜

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26年ぶり32度目の優勝を決め、選手らに胴上げされる専大の斎藤正直(まさなお)監督=2015年5月20日、東京都新宿区・神宮球場(納冨康撮影)  東都大学野球春季リーグ第7週第2日は20日、神宮球場で2回戦2試合が行われ、専大が1-0で拓大に連勝し、勝ち点4で1989年春以来26年ぶり32度目の優勝を決め、自ら持つリーグ最多優勝記録を更新した。中大と国学院大も勝ち点4で並ぶ可能性があるが、勝率で上回る。

 専大は一回に浜田の適時二塁打で挙げた1点を継投で守り抜いた。今季は4季ぶりの1部で、復帰1季目の優勝は69年春の日大以来46年ぶり2校目。6月の全日本大学選手権(神宮ほか)の出場権も手にした。拓大は最下位が決まった。

 休講の臨時措置もあり、学生やOBで膨れあがった専大の三塁側スタンドが歓喜する前で、斎藤正直(まさなお)監督(55)が胴上げされた。昨春に就任した斎藤監督は猛練習で「新生専大」につくり変えた。3本塁打の渡辺を軸に強烈な打力が目立ったが、投手を中心とした守りの堅さこそ勝因だ。

 1点差勝ちは8勝のうち5試合。中大と延長十二回にもつれた開幕戦を含め、サヨナラ勝ちが3試合あった。斎藤監督は「正直言って打線には自信があった。ただ、エラーも少ないと思う」と言い、4番浜田は「振り込む以上に守備練習をした」と話した。この日も三回2死三塁で中堅の重野が背走してダイビング捕球し、1点を守った。

 先発は大野亨、堀田の2人。抑えは監督が絶対の信頼を置く高橋だ。

 九回2死から出場させた遊撃の中川が失策してひやりとさせた。斎藤監督は「中川に野球を教えた父親が先週亡くなった。浪速節ですが…」と明かした。(SANKEI EXPRESS

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