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ゲイカップルの人情機微 リアルに 映画「追憶と、踊りながら」 ホン・カウ監督に聞く

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ゲイカップルの人情機微 リアルに 映画「追憶と、踊りながら」 ホン・カウ監督に聞く

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ホン・カウ監督(ムヴィオラ提供)  ロンドンの介護ホームでひとり暮らすカンボジア系中国人のジュン(チェン・ペイペイ)。唯一の楽しみと言えば、面会に訪れる息子のカイ(アンドリュー・レオン)と過ごす時間だった。ジュンの気がかりはカイの友達、リチャード(ベン・ウィショー)の存在。なぜカイはリチャードと暮らし、自分を介護ホームに入れるのか? カイは母親の問いに答えないまま、この世を去ってしまう。実はカイとリチャードは恋人同士。リチャードは友人を装ったまま、ジュンの面倒を見ようとするが…。

 カンボジア出身で、現在は英国を拠点に映画制作に心血を注いできたホン・カウ監督(40)の長編第一作「追憶と、踊りながら」は、自伝的な色彩が強いヒューマンドラマ。何とも複雑な人間関係が提示されるが、監督の意図は単純明快だった。「私の知る限り、ゲイの人々の人情の機微をリアルに描いた作品をあまり見たことがありませんでした。また、男女のカップルを描くよりも、ゲイのカップルを描く方が、人間関係がより複雑になる分、面白いドラマが生まれると考えました」

 一昨年、プライベートで同性婚に踏み切ったと発表したウィショーの熱演に圧倒されるだろう。「私たちは2週間、リハーサルの時間を持ち、リチャードとカイの関係について理解を深めました。例えば、2人が一緒に登場するシーンはわずか3つだけしかありませんが、私はウィショーに対し、愛する人を思う気持ちを効果的に表現するためだと納得してもらったのです」。新宿武蔵野館ほかで公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

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