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【プロ野球】おかわり3戦連発 後輩中田に並ぶ18号
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四回、西武・中村剛也(たけや)が左越え2点本塁打を放つ=2015年6月7日、神奈川県横浜市中区・横浜スタジアム(荒木孝雄撮影) プロ野球は7日、交流戦のデーゲーム6試合が行われた。西武は中村の本塁打など打線が爆発、9-3とDeNAに大勝した。西武は2分けを挟んで3連勝と調子が上昇。
西武は、三回に森の左前打で1点を勝ち越すと四回には中村の18号2ランなど4長短打で4点を加えた。郭俊麟は6回1失点で4月5日以来の3勝目を挙げた。一方、DeNAは13安打を浴びる完敗。これで1分けを挟む4連敗で、交流戦は単独最下位になった。
西武の中村は、相性の良い横浜スタジアムで3試合連続のアーチをかけた。四回に18号2ランを放ち、大阪桐蔭高の後輩、日本ハムの中田とリーグトップで並んだ。だが、シーズンはまだ長いだけに「特に…。どうでもいいです」と気にも留めなかった。
四回は1死二塁から秋山の適時二塁打と浅村の適時打で2点を追加してなお2死一塁の場面だった。フルカウントから高めの直球を左翼席へ運び、交流戦最多の通算本塁打数を66に伸ばした。その中でも横浜スタジアムでは14本目。両翼までの距離が94メートルと短く、本塁打が出やすい特徴を味方に付けている。
田辺監督は自身の経験を元に「好きな球場は力まなくていいんだよ。横浜は狭いし、つかまえれば入るだろうという気持ちがあるんじゃないかな」と中村の心理を推測した。
本塁打王争いには素っ気なかったが、自身の通算記録には興味が向いた。この試合を終えて通算300号にあと10、通算1000安打まで38とした。「1000本より300号の方が早そうですね。今年中に到達できるように頑張ります」と笑顔で意気込んだ。(SANKEI EXPRESS)