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【サッカー】なでしこ8強 パスつなぎ戻った躍動感 オランダに2-1

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【サッカー】なでしこ8強 パスつなぎ戻った躍動感 オランダに2-1

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後半、阪口夢穂(みずほ、奥左から2人目)が貴重な追加点を決めた=2015年6月23日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(共同)  ≪有吉先制、阪口「思い切り」弾≫

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、連覇を狙う日本代表「なでしこジャパン」は23日、バンクーバーで行われた決勝トーナメント1回戦でオランダを2-1で破り、ベスト8に進んだ。27日午後2時(日本時間28日午前5時)、エドモントンでの準々決勝でオーストラリアと対戦する。

 パスをつなぐ攻撃で躍動感を取り戻した。高さを誇るオランダを相手に、流れの中から2得点を奪い、佐々木監督は「ワンタッチ、ツータッチの仕掛けをして、シュートで終わっていた。狙い通りだった」と、目を細めた。

 求める形は、前半10分の先制ゴールに凝縮されていた。自陣からのスローインを起点とし、左サイドを素早い連係で破った宮間がゴール前にクロス。大儀見(おおぎみ)のヘディングはバーにはじかれたが、最後は有吉が冷静に蹴り込んだ。

 有吉は「選手の距離感が良く、少ないタッチでボールを動かせた」と、監督の意をくむプレーで代表初得点を挙げた。その後もワンツーパスなどで翻弄し、宮間、鮫島(さめしま)、川澄が立て続けに惜しいシュートを放った。

 中6日あった準備期間。1次リーグ3試合で4得点と湿りがちだった攻撃を立て直すため、パスを2タッチ以内に制限する紅白戦を行った成果が実った。

 後半33分に阪口が決めたミドルシュートの2点目も、ゴール前で4人が連係してボールを動かして生まれた。

 左から宮間が折り返したボールに、先に走り込んだ岩渕はシュートを打てそうだったが「スルー」と声を上げた。「夢穂(みずほ)さん(阪口)の方が決められるかなと思ったので」とパスをまたぐと、期待に応えて阪口が左足を振り抜き、ゴールの左隅を射抜いた。「ゴール前で崩しきろうとしてしまうのがチームの悪い癖。打った方が可能性が高い。思い切り打とうと思った」と、試合前に口にしていた反省をしっかり生かした。

 終了間際にGK海堀のミスで1点を奪われ、ヒヤリとしたが、完勝といっていい内容。

 エースの大儀見は「守備も攻撃も距離感がすごく良かった。近い距離に味方がいることで、それぞれの良さが出る」と、声を弾ませた。右サイドから何度も好機を作った川澄は「この勢いを持って次に行きたい」。この試合の最優秀選手に選ばれた阪口も「次に向けても、いい試合だったと思う」と、口をそろえた。

 一発勝負の決勝トーナメント。次戦へと弾みをつける手応えをつかんだことが何よりも大きい。(SANKEI EXPRESS

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