シャチのショー廃止 日本にも波及か
更新批判高まり入場者激減
この2つの要因が折り重なって、シーワールドに対する批判の声が大きくなり、施設への入場者数が極端に減少、経営を圧迫する事態が起きていた。
ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「批判のポイントは、人類がいかに動物を扱うかということにある」と指摘。さらに、「サーカススタイルのショーの廃止は必要不可欠だった」との動物保護団体の声明を取り上げ、そうした施設への圧力は、全米の中でもカリフォルニア州で高まっているとの現状を紹介した。
実際、カリフォルニア州当局は世論の高まりを受けて、この10月、州内で捕獲されているシャチの繁殖を禁止することを決定していた。州の議員はさらに、対象の枠をクジラやイルカなど鯨類全体に広げ、繁殖や野生での捕獲に加え、個体の輸出入を全廃することを求める議案を提出する準備を進めていた。
「飼育自体が間違い」
SDUTは「社会の見解は、動物の権利を認める方向へ粛々と向かっており、捕らわれた動物の芸を鑑賞することからは遠ざかっている」と指摘。シーワールドはサンディエゴの観光の柱であることから、「シーワールドが現実を受け入れるのが早ければ早いほど、サンディエゴを訪れる観光客の落ち込みは早期に止まる」と解説した。
