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【Message from the Ocean】(14)ラバウル ハシナガイルカに囲まれ至福の時

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【Message from the Ocean】(14)ラバウル ハシナガイルカに囲まれ至福の時

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 ボートの脇にロープを出してつかまりながら、海中をゆっくりと移動する。青い海の向こうからは、イルカたちが発する、「キューキュー、キューキュー」という鳴き声が四方八方から聞こえてきて、なんだかワクワクさせてくれる。下から、前から、右から、左から、後ろから、イルカたちが、わらわらと姿を見せて、僕の周りを取り囲んだ。その数およそ50頭。

 イルカたちに囲まれてしばし至福の時を過ごす。そして、夢中でシャッターを切った。

 前回、ラバウルの海底に眠る戦跡を紹介したが、今回は、ラバウルで遭遇したイルカたちの話をしよう。ラバウルの近海には、「ハシナガイルカ」という種類のイルカたちが多く生息している。

 現地ガイドの話では、数百頭単位のイルカたちが、おおむね3グループに分かれてポッド(群れ)を形成しているらしく、ダイビングなどでボートを出すと、ほぼ毎日のようにこのイルカの群れに遭遇する。

 彼らの英名は「スピナードルフィン」。名前の通り、全身をきりもみさせてクルクルと回転しながら、宙を舞うジャンプを見せる。他のイルカたちにはない、アクロバチックなジャンプで知られるイルカたちだ。

このニュースのフォト

  • ハシナガイルカは船首波が好みと見えて大喜びで寄ってくる=2015年11月10日、パプアニューギニア・ラバウル(越智隆治さん撮影)
  • 気付くと50頭以上のハシナガイルカの群れに取り囲まれていた=2015年11月12日、パプアニューギニア・ラバウル(越智隆治さん撮影)
  • 火山観測所から、シンプソン湾とラバウル市街を眺める。中央の黒い山がいまだに活動を続けるタブルブル山=2015年11月13日、パプアニューギニア・ラバウル(越智隆治さん撮影)
  • 全身をきりもみさせてクルクルと回転しながら宙を舞うハシナガイルカ=2015年11月12日、パプアニューギニア・ラバウル(越智隆治さん撮影)
  • ラバウルの美しい海の中は、色鮮やかなスポンジとソフトコーラルが際立っている=2015年11月12日、パプアニューギニア(越智隆治さん撮影)
  • パプアニューギニア・ラバウル
  • 海洋フォトジャーナリスト、越智隆治(おち・たかじ)さん=2013年1月14日(本人提供)

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