SankeiBiz for mobile

丁寧に変わらぬ味守る 手作り洋菓子 村上開新堂

記事詳細

丁寧に変わらぬ味守る 手作り洋菓子 村上開新堂

更新

 大正時代から意匠登録されており、「好事」は祝い事、「福盧」はかんきつ類を表しているそうだ。5~9月はサンキストオレンジを使った「オレンジゼリー」(520円)となる。

 芸術品のようなクッキー

 11種類の味を詰め合わせた缶入りのクッキーは予約が必要だ。ジンジャーシュガー、杏ジャムサブレ、ココアチップ、モカサブレ…それぞれ異なる味と食感が楽しめる。「一つ一つ手間ひまをかけて焼き上げるので量産できないんです」と村上開新堂4代目の村上彰一さん。「小麦の香りも高く、いくら食べてもあきない」「それぞれの風味がしっかりしていて、甘さ控えめであっさりしている」「変わらない味でほっとする」というファンが多いのもうなずける。

 隙間なく缶に詰められたクッキーはまるで芸術作品のよう。3カ月以上の予約待ちという特別感も魅力の一つといえる。手土産にすると「あの村上開新堂さんのクッキー!」と感激してもらえるのもうれしい。

 クッキーよりしっとりした食感のソフトクッキー「ロシアケーキ」も不動の人気商品だ。レーズン、チョコレート、アプリコットジャム、ぶどうジャムサンド、ゆずジャムサンドの5種類があり、予約なしで手に入る。「ジャムやチョコレートなどのトッピングにより生地の食感が異なるので、そちらも一緒に楽しんでもらえれば」と村上さん。素朴な味わいに思わず頬が緩む。

このニュースのフォト

  • 昔から愛され続けている「ロシアケーキ」は、さっくりした食感のソフトタイプのクッキー=2016年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 缶に隙間なく詰められたクッキー。11種類の味が楽しめる。何ヶ月も待ってようやく手にした喜びはひとしおだ=2016年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • カリッふわの食感とほろ苦いキャラメルのコンビネーションの「ダックワーズ」(左)と、風味豊かでしっとりした「マドレーヌ」も新商品=2016年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 新商品の「寺町バニラプリン」は、滑らかな食感で甘すぎない上品な味。巾着に入っていておもたせにも最適=2016年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 「昔ながらの店構えと味。両方そろって『村上開新堂』のお菓子といえる」と語る4代目の村上彰一さん=2016年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • タイルの床や、大理石を使ったショーケース、木の調度品などは当時のまま。郷愁を誘う空間だ=2016年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 昭和初期に建てられた「村上開新堂」。「これぞ、日本のよき時代の具現」(「むかしの味」より、提供写真)

ランキング