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黒子のバスケ脅迫「好きな漫画の影が薄くなり逆恨み」 犯人像“的中”

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黒子のバスケ脅迫「好きな漫画の影が薄くなり逆恨み」 犯人像“的中”

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 黒子のバスケをめぐる脅迫事件の容疑者は、イメージ通りだったか。今年11月の本紙記事で「30代後半。作者との面識はない」と分析した臨床心理士の長谷川博一氏は「想定通り」とした上で、「自分の好きな漫画が黒子のバスケの人気で影が薄くなってしまったと考え、逆恨みで犯行に走った」と動機を推測する。

 インターネットの掲示板では「藤巻さんのせいで友人との関係が壊れた」などと動機が書き込まれていたが、長谷川氏は「友人というのが好きな漫画を指している」と指摘。「黒子のバスケのせいで好きな漫画と自分との関係が崩れたと感じている」と語った。

 渡辺容疑者は「負けました」と供述しているが、長谷川氏は「最後まで捕まらずに世間を騒がせ続けるつもりだったのだろう。世間が騒ぐことで欲求が満たされていた」と分析する。

 渡辺容疑者は脅迫文を投函(とうかん)するためなどに全国に足を運んだとみられ、約500カ所に脅迫文を送ったという。

 長谷川氏は「犯行は計画的で、ベースには非常に強い負の感情がある。その感情がどこから来たのか。しっかりと明らかにしてほしい」と語った。

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