【試乗インプレ】170万円台から買える「電気自動車」 日産ノートe-POWERの燃費性能は?(後編)
更新e-POWERの燃費は…
HVならユーザーが燃費性能に期待するのは当然だ。ノートe-POWERは、最も燃費性能が優れる「S」グレードでクラス1位の37.2キロ/L(JC08モード)、筆者が試乗した「X」グレードで34.0キロ/Lだ。この好燃費は、エンジンとタイヤを完全に切り離すことで実現できた、まさに「100%モーター走行」の賜物だ。今回は横浜-城ケ島を往復して約122キロを走行し、満タン法で計算した燃費は17.2キロだった。車両がまだ重く、高速道路でけっこうな距離をモーター出力の高いSモード(=スポーツモード)で走ったことを考えると妥当か。運転席のメーターパネルが示した平均燃費は20.1キロ/Lだった。ちなみにガソリン仕様の「X」グレードの公称燃費は23.4キロ/L。念のため、競合する主な人気車種の公称燃費も参考程度に記しておく。
■トヨタ・アクア 37.0キロ/L (税込176.1万円~)
■ホンダ・フィットHV 36.4キロ/L (税込169.0万円~)
■マツダ・デミオ ディーゼル 30.0キロ/L (税込199.8万円~)
気になる総評は?
ノートe-POWERはこれまでにはなかった新感覚のエコカーだ。シリーズ方式を完全採用した唯一の国産量産車で、ガソリン車に乗る感覚で「静か・滑らか・力強い」の3拍子がそろったEV走行を177万円から味わえる。EVは充電スポットがまだまだ少ないうえ、急速充電をした場合でも80%充電するのに30分はかかる。今のところ、ガソリンのほうが早くて便利なのはいうまでもない。電気に頼るクルマで航続距離や充電の心配をする必要がないのはとても大きいのだ。
e-POWERは従来型のHVよりもエンジンとモーターの役割分担がはっきりとしているため、それぞれが最も効率のいい形で稼働する。発電専用エンジンは高効率な回転数を維持しながら発電し、モーターは単純に走りに集中する。小型化したバッテリーのおかげで、室内高やレッグスペースはとても広い。ガソリン車やHV、EVの長所を抱き合わせたようなクルマなのだ。
















































