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【都知事選】元首相コンビ、敗因は「脱原発の争点隠し」と細川氏 「今後も活動」

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【都知事選】元首相コンビ、敗因は「脱原発の争点隠し」と細川氏 「今後も活動」

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会見で淡々と敗戦の弁を述べた細川護煕氏=9日午後、東京都千代田区(小野淳一撮影)  「脱原発」を旗印にした細川・小泉旋風は最後まで吹かなかった。「力が及ばず残念な結果になり、申し訳なく思う」。元首相の細川護煕氏(76)は午後8時半過ぎ、東京都千代田区の選挙事務所で、約50人の支持者らを前に敗戦の弁を語った。

 細川氏は「出馬への逡巡があり準備期間が短かったことと、脱原発が争点としてなかなか取り上げられなかったこと」を敗因に挙げた。高齢で臨んだ選挙戦の疲れも見せず、顔をやや紅潮させ、一言一言はっきりした口調で語った。

 還暦で政界を引退していた細川氏が出馬を正式表明したのは、告示前夜の1月22日。支援する小泉純一郎元首相(72)とともに「元首相コンビ」とマスコミの注目を集めた。街頭演説では他の候補を圧倒する聴衆を集めたが、メディア各社の調査では序盤から舛添氏に大きく引き離される苦しい展開が続いた。

 この間「原発即時ゼロ」を掲げ、小泉氏と原発問題に絞って支持を訴えるという異例の選挙戦を展開。小泉氏が首相時代の平成17年、郵政民営化の是非を争点に衆院選を圧勝したシングルイシュー(単一争点)選挙の再現を狙った。

 だが原発政策の争点化も都民には広がらなかった。有権者が重視したのは「景気と雇用」や「少子高齢化や福祉」で、「原発・エネルギー」は3番手だった。

 細川氏は「出馬して分かったことは日本の先行きに危機感を抱いている人が驚くほど多かったこと」と述べた上で、「脱原発の活動に改めて火をともす大きな役割を果たし得たと自負している」と胸を張ると、支持者から大きな拍手がわき起った。小泉氏は事務所に姿を見せなかったが、細川氏は今後も「脱原発」で小泉氏らとともに活動を続けていく考えを示した。

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