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経済財政諮問会議 医療費抑制へ数値目標を検討

ニュースカテゴリ:政策・市況の国内

経済財政諮問会議 医療費抑制へ数値目標を検討

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経済財政諮問会議・産業競争力合同会議であいさつする安倍晋三首相(右)=22日、首相官邸  政府は22日、経済財政諮問会議を首相官邸で開き、高齢化に伴って増加する医療費を抑制するため、数値目標導入を検討することを決めた。レセプト(診療報酬明細書)の電子化を進め、活用することなどが柱。膨張する社会保障関係費に一定の歯止めをかけ、財政健全化につなげる狙いがある。

 安倍晋三首相は「社会保障を安定させ、次世代にしっかり引き継ぐための骨太な方針を掲げてほしい」と指示した。

 民間議員が、レセプトと受診記録をデータ化する個人番号制度の導入を早急に行うことを求めたほか、麻生太郎財務相から国と地域それぞれのレベルで医療費支出抑制のための数値目標を導入することが提案された。

 このほか、2年に1回の薬価改定を毎年行うように再度求めたほか、診療報酬や介護報酬のあり方の見直し、海外に比べ低い水準にとどまっている後発医薬品の利用拡大も検討課題としてあげた。

 諮問会議に先だって開かれた産業競争力会議との合同会議では、働き方をめぐる労働分野の規制緩和などについて議論。民間議員からは、女性や高齢者の活用、地域や業務を限定する限定正社員、短時間正社員の導入など多様な働き方を実現するように求める声があがった。また、長時間労働を是正するために、労働時間に上限規制を設けることや有給休暇の強制取得、時間外労働に対して賃金ではなく休暇を給付する仕組みを導入することも検討課題とした。

 安倍首相は「成果で評価される働き方にふさわしい、新たな労働時間制度の仕組みを検討していただきたい」と指示。政府も成長戦略を通じて、生産性を向上させる環境整備に全力をあげる考えを強調した。新たな労働制度については、全国一律の早期導入が難しければ、国家戦略特区の活用も検討すべきだとした。

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