ナイキ、FIFA汚職との関連指摘で戦々恐々 コカコーラとアディダスは痛烈批判
更新【ニューヨーク=黒沢潤】サッカー国際大会をめぐる汚職疑惑で国際サッカー連盟(FIFA)関係者ら14人が米国で訴追されたのを受け、事件との関連が指摘された米スポーツ大手ナイキが戦々恐々としている。一方、FIFAのスポンサー企業からは痛烈な批判も飛び出している。
米司法当局によれば、ナイキは1996年、シューズやウエアなどをブラジルの代表チームに10年間提供する見返りに、1億6千万ドル(約198億円)をブラジル側に支払うことで合意した。
また、「マーケティング費」の名目で4千万ドル(約40億円)支払うことでも合意していたという。
ナイキは当局の指摘を受け27日、「ビジネスでもスポーツの場でも公平さが大事であり、われわれは贈収賄などに強く反対する」と強調。その上で、捜査に全面的に協力する姿勢を示した。


