“主役の座”新宿復権へ虎視眈々 最大の切り札は「東西自由通路」
更新ただ、築40年を超えているだけに改装の検討に乗り出した。具体的には公開空地には全天候型の屋根を設置したり、イベントホールの拡充を視野に入れている。西口側の高層ビルの多くは築30~40年を超えているだけに、同様の動きは続くとみられる。
森ビルが毎年公表している「世界の都市総合ランキング」で、26年の東京の順位はロンドン、ニューヨーク、パリに次いで総合4位。トップを目指しながらシンガポール、ソウル、香港といったアジアのライバルとの戦いは激しさを増すばかりだ。
この戦いを勝ち抜くためには、都心部のエリア同士が切磋琢磨(せっさたくま)し、おのおのの競争力を高めることが不可欠。その意味で、東京全体の競争力を高めるためにも、新宿の復権は重要なカギを握る。(伊藤俊祐)


