社長を目指す方程式

あなたや部下は「熱意あふれる社員」か? 明らかになる12の質問 (3/5ページ)

井上和幸

 そもそも、「キミにこれをやって欲しいんだ」ということがはっきりしていなければ、本人も何に仕事上の情熱を注げばよいのか分かるはずもありませんからね。Q2の「必要なリソースや設備」を提供しているかというのも見逃せません。やれと言われても、手立てがなければ当人もどうしようもありませんし…。

「認められる機会、場があるか?」

 続いてQ3からQ7までの5問です。

・Q3 私は仕事をする上で、自分の最も得意なことをする機会が毎日ある。

・Q4 この1週間の間に、良い仕事をしていると褒められたり、認められたりした。

・Q5 上司あるいは職場の誰かが、自分を一人の人間として気遣ってくれていると感じる。

・Q6 仕事上で、自分の成長を後押ししてくれる人がいる。

・Q7 仕事上で、自分の意見が取り入れられているように思われる。

 ここで確認していることは、本人が職場において存在感を持て(居場所があると思えて)、周囲に認められ、自分の成長を後押ししてくれる人や場があると思えているか否かについてです。

 この部分は私の解釈では<当人自身のモチベーションに関わる部分>で、私は日頃、研修や講演で、次の公式をお話ししています。

今回の社長を目指す法則・方程式:

ギャラップ Q12(「キュー・トゥエルブ」、従業員エンゲージメント計測の12の質問)

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