「DiSC理論」の軸は「外交的・能動的・実行型か、内向的・受動的・消極的か」と「タスク・問題重視型か、人間関係重視型か」の二軸による4象限でしたが、「SocialStyle(ソーシャルスタイル)理論」では「意見を主張するか、訊く側に回るか」と「感情が表に出やすいか、感情を抑える傾向が強いか」の二軸で4象限が切られます。
4タイプを具体的に見てみましょう。
「意見を主張×感情を出す」=Expressive(エクスプレッシブ)<主の価値観=注目されることが大事>
みんなから注目されることを好むスタイルです。明るくて表情も豊か、一般的に友人が多いタイプですね。ノリが良く、新しいことやトレンドに敏感で、いつも積極的に何かにチャレンジしている人です。
「意見を主張×感情を抑える」=Driving(ドライビング)<主の価値観=勝利することが大事>
合理的に仕事を進める目標達成型タイプです。感情表現は大きくなく、合理的に物事を達成していくスタイルの人。一般的には口数が少ない人が多いのが特徴でしょうか。行動が早く、負けず嫌い。プロセスよりも結果を重視するので、「達成するなら何でも良い」、手段は問わない傾向もあります。
「意見を訊く×感情を出す」=Amiable(エミアブル)<主の価値観=みんなの気持ちが大事>
みんなの気持ちをくみ取る調停役タイプ。自分が話すよりも相手の話を聞くスタイルの人ですね。周囲の気持ちに敏感で、自分が注目されるよりも全体の調和を重視する傾向にあります。感情は表情に表れがちで、明るい、いわゆる“いい人”です。
「意見を訊く×感情を抑える」=Analytical(アナリティカル)<主の価値観=理論・理屈が大事>
観察を好む分析型タイプです。理論派、データを重視して分析することを好みます。感情は表情に表れず、自分が話すよりも相手の話を聞くことが多い。自分独自の見解を持つ人が多いのがこのタイプの特徴です。
どうでしょう? あなたの部下はどのタイプですか? あなた自身はどのタイプでしょう?
今回の社長を目指す法則・方程式:
デビッド・メリル「Social Style(ソーシャルスタイル)理論」