「ウィスコンシン州政府が日本の事務所を閉めるという話が出てきた。弟の会社も片手間ではやっていられない、もう、のめり込まないといけないということで、駐日代表はやめて、弟の会社の代表取締役に就任し、経営に専念することにした。そして、社名をそれまでの『モデナ』から今の『メテックス』に変えた。健康医療用品を扱うからメディカルの『ME』。それに祖業のテキスタイルの『TE』、エクセレントの『EX』を組み合わせる形で、『METEX』とした」
赤字を解消し、その後の事業展開は?
「当社は、他社が扱っていない輸入品を多くの人が買えるように、本国で売っているのと近い値段で売りたい、それでお客さんに喜んでもらいたいということを基本にしている。健康用品の後は、防災用品も扱い始めた。阪神・淡路大震災をきっかけに、防災用品は必要だなと感じ、バッグに防災グッズを入れて売り出したら好評で、東日本大震災後は売り上げが5割伸びた。当社の経営を引き継いでから業績はずっと黒字で、売り上げも40倍以上増えた」
今後の展開は?
「今、メーンに据えているのは、大雑把にくくると、消費者向け商品。その中でも健康関連用品。高齢化社会も意識すると、これは、まだまだ伸びる。それから、防災用品。地震を防ぐことはできないけれども、地震による災害は最小限にできる。それが防災だ。みんな普段から防災を心掛けないといけない。一緒に準備していくのが大事だと思う。今、注力しているのがカフェ事業。イタリアのペリーニ社の総代理店となり、スプーン一杯の砂糖を入れる本場の飲み方でエスプレッソを楽しめ、雑貨も売る店の経営を手掛けている。これをフランチャイズ展開し、上場を果たすのが夢だ」
自身の事業承継はどう考えているのか。
「一番いいのは会社のことをある程度知っている人間。また人材を集めるためにも、上場にこぎつけたい」