エコカー補助金終了後の販売促進策 トヨタ「奨励金」 反動減に備え (1/2ページ)

2010.8.24 05:00

 政府のエコカー補助金制度が9月末をめどに終了した後の販売促進策に、自動車メーカー各社が知恵を絞っている。トヨタ自動車が系列販売会社に販売奨励金を支給するほか、ホンダは社員を販売子会社に出向させて営業強化を図る。10月以降は「販売台数が(制度終了前より)2~3割落ち込む」との見方もあり、奨励金の導入や新車投入などで、落ち込みを最小限にとどめようと必死だ。

 トヨタは10月以降、全国の系列販売会社に対し1台当たり5万円の販売奨励金を導入する。具体的な使い方は販売会社に任されるが、値引き原資にもなりそうだ。一方、エコカーに対する減税は当面続くため「(減税の)対象車をそろえ、販売強化につなげたい」と懸命だ。

 ホンダはグループ会社を含め、社員計400人を全国の販売子会社に出向させる計画だ。営業のてこ入れで販売底上げにつなげるのが狙いで、出向期間は原則3年。

 同社は、10月に小型車「フィット」のハイブリッド車(HV)を発売。日産自動車も今秋に主力高級車「フーガ」のHV、12月には電気自動車「リーフ」を相次いで投入する。環境意識の高い消費者の需要を掘り起こしたい考えだ。

 エコカー補助金は9月末を迎える前でも、予算がなくなれば打ち切りとなる。交付を担当する次世代自動車振興センターによると、19日現在で、残りは約759億円。同センターは「期限前になくなる可能性がある」と話している。