殺虫剤首位のアース製薬は14日、保有する同3位のフマキラー株のすべてを、3月18日付で消臭芳香剤大手のエステーに売却すると発表した。売却金額は約14億円。アースは経営統合を視野に入れていたが、事実上断念したことになる。
アースはフマキラー株の買い増しを進め、一時は約11%を保有する筆頭株主になった。これに対しフマキラーは昨年6月にエステーを引受先とする第三者割当増資を実施、エステーがアースを抜き筆頭株主になった。今回の売却で、エステーのフマキラーへの出資比率は15・1%から25・58%に上昇する。
アースの大塚達也社長は同日会見し、「乗っ取られると思われ、株式を通じた良好な関係で再編の話をしようとしても相手にされなかった」と断念した理由を話した。
外見と特許で応酬