みずほフィナンシャルグループ(FG)の第9期定時株主総会が21日午前10時、東京都千代田区の東京国際フォーラムで始まった。3月に傘下のみずほ銀行が起こした大規模システム障害について冒頭、塚本隆史FG社長が株主に謝罪した。
≪議長役の塚本社長が登壇≫
塚本社長「システム障害につきまして、心よりおわびをさせていただきたいと思います。決済という社会インフラを伴う金融機関として、その役割を果たさなければならないにもかかわらず、お客さまや株主の皆様、社会の皆様にご迷惑をおかけしたことを心より深くおわび申し上げます。障害発生を重く受け止め、信頼回復へ、誠心誠意つとめて参りたいと思います」
≪森田庸夫常勤監査役による監査報告の後、みずほFGの収益計画(変革プログラム)や資本政策、震災復興支援の取り組みなどが映像で紹介された。その後、再び塚本社長が壇上に立った≫
塚本社長「システム障害でお客さま、株主の皆様を始め、広く社会の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。独立した第三者委員会から評価や提言をいただき、金融庁からも業務改善命令を受けました。システム障害は東日本大震災の発生に伴い、3月14、15日に、特定の義援金口座に大量の振り込みが集中したことに端を発するものです」