IHI、「藻から重油」に本格参入 原油高騰のヘッジ期待

2011.7.8 05:00

 IHIは7日、藻を光合成で増殖させる過程から重油を抽出する「藻バイオ燃料」事業に本格参入すると発表した。8月上旬をめどに、藻の育成技術を持つベンチャー企業2社とともに新会社を設立。横浜市のIHI横浜事業所内に設備を導入して大量培養に向けた実証実験を始め、3年後をめどにサンプル燃料の販売開始を目指す。

 新会社は「IHI NeoG Algae(アイエイチアイ・ネオジー・アルジ)」。植物や微生物の産業応用を研究するベンチャーの「ジーン・アンド・ジーンテクロノジー」(大阪府吹田市)と「ネオ・モルガン研究所」(川崎市)が加わる。

 培養する藻は、神戸大の榎本平教授が研究している「榎本藻(えのもとも)」を採用。この藻は緑藻のボツリオコッカスの一種で、通常の1000倍の増殖能力を持つ。

 これまでの実験で、榎本藻の培養液1リットル当たり1~3グラムの重油を抽出できることが判明。油質は、農耕機や漁船の燃料に使われる「A重油」並みだという。

 IHIは、大量生産が実現すれば「原油価格の高騰をヘッジする有力な手段」(出川定男常務)になるとみており、将来的には抽出した重油を航空機燃料に利用することも視野に入れ、バイオ燃料事業の収益性を高めていく考えだ。

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