コンセプトカー「アドバンス ツアラー コンセプト」を発表するスバルの吉永泰之社長と来春に発売予定のスポーツカー「スバルBRZ」=11月30日、東京都江東区の東京ビッグサイト(早坂洋祐撮影)【拡大】
富士重工業は30日、東京モーターショーの報道陣向け説明会で、来春に発売予定の後輪駆動のスポーツカー「スバル BRZ」を初公開した。
同社独自の水平対向エンジンを「さらに低く、さらに中心に寄せ、世界でもトップレベルの低重心」(吉永泰之社長)にしたことで、走行やコーナリング性能を大幅に引き上げた。トヨタ自動車との共同開発車で、トヨタも「86(ハチロク)」の名称で発売する。
さらに、主力車の「インプレッサ」も全面改良し、同日発売し、日本で初めて公開した。BRZ、新型インプレッサとも、スポーツ性能を高めており、若者の車離れに歯止めをかける狙いがある。