【新トップ】リクルート次期社長・峰岸真澄氏

2011.12.1 05:00

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 ■北米やアジア 人材事業の展開強化

 リクルートは30日、峰岸真澄取締役専務執行役員(47)が2012年4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。柏木斉社長(54)は取締役相談役に退く。新しい中期経営計画のスタートに合わせて体制を刷新する。会見した峰岸氏は「北米やアジアの人材市場の展開を強めたい。北米では人材派遣会社のM&A(企業の合併・買収)も検討する」と述べた。広告業を「オンラインでの予約成約業」に脱皮させ、IT(情報技術)を基盤にビジネスモデルを進化させる考えも強調した。

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 入社から24年間で30を数える事業を経験したのは、広告や人材関連を中心に多角化を進めてきたリクルートならではだ。会見では「10事業を新たに立ち上げ、同じ数の事業を撤退させた」と説明し、「集中と選択」を繰り返してきたキャリアへの自負を感じさせた。

 結婚情報誌「ゼクシィ」やフリーペーパー「R25」の創刊に関わったほか、主に紙媒体で展開してきた住宅情報に関する事業を不動産・住宅関連の総合情報サイト「SUUMO(スーモ)」としてリニューアル。「現場での経験を生かし、満足度の高いサービスを実施したい」と抱負を述べた。

 リクルートの事業について「不便さや不満を解消し、ニーズをすり合わせることで、新たな雇用と消費の創出につなげられる」と熱っぽく語る。

 柏木斉社長は「ITやグローバル展開などの戦略を進めるのに適任と判断し、今夏に『準備するように』と伝えた」と明かした。

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【プロフィル】峰岸真澄

 みねぎし・ますみ 立教大経卒。1987年リクルート入社。ゼクシィ事業部長、取締役常務執行役員などを経て2011年4月から取締役専務執行役員。千葉県出身。