【ニッポン経済図鑑】あいおいニッセイ同和損保東京カスタマーセンタービル (1/2ページ)

2012.1.30 05:00

 ■災害時対応に万全の対策

 東京北西部の東武東上線成増駅に近い住宅街に、ひときわ目を引く真新しい10階建てのビルがお目見えした。1月初めに業務を始めたばかりの「あいおいニッセイ同和損害保険 東京カスタマーセンタービル」だ。同社の顧客対応の要を担う最新の拠点は災害対策機能に加え最高水準の環境性能、快適な職場環境という3つのコンセプトに沿って設計された。

 「損害保険を取り扱う損保会社は災害時対応こそ真価が問われる」。カスタマーセンターを統括するコンタクトセンター事業部の仁木正道部長がこう強調するように、新ビルはさまざまな災害リスクに対応できるように設計されている。

 首都圏直下型の大地震を想定し、震災時にも建物機能を維持できるように免震構造を導入。建設中に起きた東日本大震災時の大きな揺れでも建物に損害が出なかったという。電気・設備機械室を地上に設けて水害リスクの低減を図り、無停電設備や非常用発電設備を用意するなどし、停電対策も怠りない。

 自動火災報知機やスプリンクラーは全フロアに完備。顧客対応業務を行う3、4階のフロアは災害時には非常電源が働き、災害対策室として機能するようになっている。

 環境性能では、独立したビル内部の階段スペースに温度差を利用して外部の空気を取り入れたうえで、室内の空気をリフレッシュする自然換気システムを採用した。

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