ワンセグも電子マネーも…大学生は「ガラケー」機能に興味なし 近大が調査

2012.1.30 05:00

 近畿大学が行った「大学生の携帯情報端末の利用に関する調査」によると、平成生まれの“デジタルネイティブ世代”である彼らは、スマートフォンに搭載している「ガラパゴス仕様」の機能をあまり利用していないことがわかった。

 調査は、近畿大学経営学部の鞆大輔准教授が2011年11月、同学部の学生607人に対してアンケートした。

 携帯端末の所有率は、携帯電話が78.6%、スマートフォンが56.4%で、回答者全員がいずれか、もしくは両方を所有していた。また、ノートPCは63.9%に上ったが、タブレットPCは6.9%にとどまった。

 スマートフォンで利用する機能で最も多かったのは、「通話・メール」の88.6%。以下「ブラウジング」が85.7%、「メディア視聴」が78.9%、「ゲーム」が73.4%、「SNS」が64.6%、「デジカメ・QRコード」が62.0%と比較的使用率が高い。以下も、「メモ」が51.8%、「PCファイル閲覧」が50.0%、「電子辞書」が48.0%と半数程度で利用されている。

 一方、「ワンセグ」は14.9%、「電子マネー」は4.1%にとどまり、「携帯電話メーカーが積極的に市場投入している日本独自の携帯電話機能を盛り込んだ『ガラパゴススマートフォン』は、大学生にあまり需要がないものであるという点も興味深い」としている。

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