【新トップ】三菱東京UFJ銀行新頭取・平野信行氏

2012.1.31 05:00

 ■豊富な海外勤務、行内きっての国際派

 ブリュッセル、ニューヨークで長く勤務し、行内きっての国際派として知られる。三菱UFJフィナンシャル・グループは2008年秋、米金融大手モルガン・スタンレーに約90億ドルを出資し、連結対象会社としたが、その際の実務交渉を一手に担った。

 永易克典頭取は、平野氏について「海外に強く、自分にない経験がある」と高く評価し、「人格、見識含めこの人をおいて他にいない」と白羽の矢を立てた。

 永易氏から頭取就任を打診されたのは昨年末。欧州債務問題を背景に、世界の金融機関が揺さぶられ、歴史的な円高など国内経済も難しい中で、「重要な役割をいただけるのは光栄」と決断、「是非チャレンジしてみたい」と応えた。永易氏が進めてきた「品格のある強い銀行」を目指す路線を継承し、国内外の顧客基盤強化などに邁進(まいしん)する。

 「いうべきはいう」性格で、部下の話にも真摯(しんし)に耳を傾け、社内の人望も厚い。

 座右の銘は、孟子の「志は気の帥なり(目標を持てば気力はあふれてくる)。趣味は国内外の美術館めぐり。(高山豊司)

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【プロフィル】平野信行氏

 ひらの・のぶゆき 京大法卒。1974年三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行、常務などを経て2009年副頭取、10年10月から三菱UFJフィナンシャル・グループ副社長兼務。岐阜県出身。