【直球緩球】「ミラージュで燃費30キロ目指す」三菱自動車・益子修社長

2012.2.7 21:56

 --経営環境が厳しい

 「昨年は、リーマン・ショックから立ち直りそうなときに東日本大震災が起き、震災を克服しそうになったところで、歴史的な円高や欧州危機、さらにタイの洪水被害に見舞われた。厳しい年だった」

 --歴史的な円高で中東への輸出を減らした

 「世界中で韓国、ドイツ車に負けているが、中東では韓国車に負けている。中東はもう少し政治的に安定しないと、魅力的なマーケットになるのは難しい。タイや米国から輸出するのも大いに必要だ」

 --日本車は韓国車にどう対抗すべきか

 「昨年は新しい競争時代というパンドラの箱が開いてしまった。今までは、韓国車より品質や性能が優れていると言ってきたが、それでは乗り切れない。いかにコストを下げるかだ」

 --今の為替相場では生産体制を変える必要性も生じる

 「当然、変えないといけない。日本市場での取り組みを強化する。日本では軽自動車や付加価値の高いプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の生産を増やし、世界に輸出する。このほかの車は日本以外でつくる」

 --今年の経営環境は

 「非常に難しい年だろう。円高が緩和される見通しはあまりないが、自動車重量税の緩和やエコカー補助金など良い環境になりつつある。小型で低燃費の新型『ミラージュ』で、日本ではガソリン1リットル当たり30キロの低燃費を目指す。PHVも投入する」(大坪玲央)