セキュリティー大手のシマンテックが興味深い調査結果を発表した。シマンテックスマートフォンハニースティックプロジェクトと呼ばれるもので、紛失したスマートフォンの行方に関する実験だ。(夕刊フジ)
あらかじめ、ダミーの企業データや個人データを入れたスマートフォンを、パスワードなどのセキュリティー対策なしの状態で、わざと各所に置き忘れ、それを見つけた人がどのような行動をとるかを調べた。調査は全米の5都市で行われ、スマートフォンでどのような操作がされたかはシマンテックのサーバーに送られる仕組みになっていたという。
結果は驚きだ。発見した人の6割がソーシャルメディア情報や電子メールを見ようとし、さらに発見者の8割が企業情報にアクセスしようとしたらしい。スマートフォン自体は半数が持ち主に戻されようとしたとのことなので、発見者の行動を善意に解釈すれば、持ち主が一体誰なのかを調べようとしたとも考えられるが、重要な情報を他人に見られることのリスクのほうが高いといえる。
盗まれた場合と紛失の場合では、状況は異なるとは思う。ただ、いずれにしてもダメージは大きい。経済的な損失は仕方ないが、データ漏洩はいろいろな方法で食い止められるのだから、対策は施しておくべきだろう。
(次ページ)発見者に見られる前にやっておくべきコト…は?