日産 大連工場の建設検討 中国で「インフィニティ」生産 (1/2ページ)

2012.4.14 05:00

 日産自動車は、販売好調な中国市場で攻勢を強める。2013年をめどに、高級車ブランド「インフィニティ」の現地生産を始めることが13日、明らかになった。合わせて14年の稼働を目指し、遼寧省大連市に、東北地方初の工場建設も検討。同工場では高級SUV(スポーツ用多目的車)などを生産する見通しで、高級車から一般の乗用車まで現地で幅広く供給できる体制を整え、販売拡大につなげる。

 インフィニティブランド車は、中国合弁の東風汽車の乗用車事業部「東風日産乗用車」が、車の大きさが近い中型車「ティアナ」を生産している湖北省の襄陽工場で生産する見通しだ。一方、大連の新工場は、襄陽と広東省の花都、河南省の鄭州に続き4拠点目となる。

 日産はティアナのほか「ティーダ」「サニー」など乗用車の販売が好調に推移している。日産の11年の新車販売は、前年比約22%増の124万7000台超と、日系メーカーで唯一、100万台を突破した。

 同社は、工場新設や既存拠点の増強などで、中国の生産能力を現行の120万台超から、15年に230万台に倍増するとともに、新車販売台数も15年末に現在の約2倍の230万台超に伸ばす計画を掲げる。

 このため、昨年12月には花都工場に、生産能力27万台の第2工場を稼働。第1工場と合わせて生産能力を60万台に拡張するなど、現地での能力増強を加速している。