間に合った!デジカメ市場、品薄解消で反撃開始 タイ洪水克服 (1/2ページ)

2012.4.16 05:00

 デジタルカメラ市場が活況を帯びてきた。タイ洪水により現地での完成品の生産中断や部品調達難などの影響がほぼ払拭され、2月以降は新製品投入が相次いでいるためだ。低落傾向にあった平均価格も、一眼レフとコンパクトは2カ月連続で上昇している。デジカメは日本メーカーが世界をリードする数少ない分野だけに、各社とも遅れを取り戻そうと必死だ。

 「品薄が続いてきたが、2月の新製品投入時期には間に合った」。カメラ各社の担当者は、タイ洪水によって現地生産品や部品が入手できなかった状況がほぼ解消されたことに安堵(あんど)の表情を浮かべる。実際、カメラ映像機器工業会によると、2月のデジカメ総出荷量は前年同月比で18.1%増だが、前月比では51.8%増と5割以上も増えた。

 新商品で目立つのが、高倍率機種だ。各社とも今春、薄型モデルの最上位機に光学10~20倍程度のズーム機を投入。撮像素子も高画素化し、携帯電話のカメラ機能との差別化を図り、売れ行きも好調のようだ。

 ミラーレスを含むレンズ交換式も好調で、ミラーレスではオリンパスなど各社が新製品を投入。一眼レフもタイ洪水の影響で品切れ状態が続いていたが、キヤノンとニコンが中・上級機を投入し復調してきた。

(次ページ)ミラーレスと一眼レフでは単価の動向に変化も