セイコーエプソン、服部家が経営陣から退任へ

2012.4.27 16:55

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 セイコーエプソンは27日、花岡清二会長が相談役に、服部靖夫副会長が名誉会長に就任する人事を発表した。両氏とも取締役を退任するが、創業家の服部家が経営陣から抜けるのは初めてという。

 6月20日開催予定の株主総会で決定する。合わせて社外取締役制度も導入し、NTTデータ元社長の青木利晴氏が社外取締役に就任する。いずれも今年度から3カ年計画の中期経営計画の実施にともなう措置。

 同日発表した2012年3月期連結決算は、為替影響や、震災・タイ洪水影響などで最終利益が前期比50.9%減の50億円と大幅減益となった。13年3月期通期見通しは売上高が前期比1.4%増の8900億円、最終利益は約3倍の140億円を見込んでいる。