パナソニック、白物が黒物を逆転 中韓メーカーと差別化図る

2012.5.24 05:00

パナソニックの大坪文雄社長(右)

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 パナソニックは23日、世界の消費者向け家電事業で、2012年度にエアコンや冷蔵庫などの白物家電の販売比率(金額ベース)が、テレビや録画機などのAV(音響・映像)機器を逆転するとの見通しを示した。11年度の比率は49%対51%だったが、テレビの世界的な販売不振が影響する。

 同日開いた事業戦略説明会で明らかにした。今年度はテレビ販売の減少でAV機器の販売構成比が前年度比4ポイント低下して47%とし、国内外で好調な白物家電は3ポイント上昇して52%に引き上げる。宮田賀生専務は「(白物のうち)エアコンを新興国攻略の先兵とし、グローバル展開を強力に推進していく」としており、白物家電の海外売上高は20%増を目指す。

 白物家電を担当する社内分社「アプライアンス社」の売上高は1.0%増の1兆1146億円、営業利益は30.5%増の800億円を計画。北米での需要減少を新興国で補完し、独自の省エネ技術を搭載した高級白物家電約270機種を約90カ国に投入。市場シェアの高い中国、韓国メーカーとの差別化を図る。

 一方、テレビなどを担当する「AVCネットワーク社」は売上高が3.4%増の1兆3762億円、営業損益が552億円の黒字(前年度は725億円の赤字)と黒字転換を目指す。

 10年度に34%を占めていたテレビの販売構成比は12度には22%まで低下。代わって車載用モニターや業務用ディスプレーなどの非テレビ分野に注力する方針だ。