電気料金割引のマンション新築続々 業務用電力、太陽光完備 (1/2ページ)

2012.5.30 05:00

 東京電力が7月からの家庭向け電気料金の値上げを申請する中、割安な電力を利用できるサービスを導入した新築マンションの販売が相次ぎ、注目を集めている。企業のオフィスや工場などの大口契約者に供給される家庭向けより割安な業務用電力を一括購入する仕組みや、自前の太陽光発電設備をあらかじめ備えた物件で、マンション大手の三菱地所レジデンスは、需要増を見込み今後、このタイプの物件を毎年30棟ペースで売り出す計画だ。

 三菱地所レジデンスが31日から引き渡しを開始する「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」(東京都世田谷区)は、各世帯が東電と契約を結ぶ一般的な家庭向け電力に比べ、電気料金が10%も安くなるという。マンション内に高圧の業務用電力を、家庭で利用する低電圧の電力に変換する設備を設置。電力会社とマンション管理組合との一括電力購入の橋渡しなどを手がける中央電力(東京都千代田区)のサービスを導入したからだ。さらに地上30階建ての建物の屋上には、マンション共用部の設備に電力を供給する太陽光発電設備も完備した。

 三菱地所レジデンスでは同様の仕組みを導入した物件をすでに17棟手がけている。また同社が連携した中央電力のマンション向け電力一括購入サービスは既設物件への対応分を含め、5月末時点で約5万7000戸にも上っているという。