男性株主「取締役へのストックオプションを与える議案に反対します。業績に対しては報酬や賞与で対応すればいいのでは」
藤田州孝業務執行役員「報酬の考え方として、基本報酬と、業績連動の賞与、株価連動のストックオプションの3つとしている。現在の経営環境の中、賞与は返上している。基本報酬の減額も実際にはやっている。業績を向上させる方法として、株主価値と連動させることが重要と考えており、ストックオプションの付与は適切と考える。総額の中で、今後の業績も見ながら、11月に向けて全体の総数を決定する」
男性株主「第1号議案について反対する。中鉢氏、ストリンガー氏は長い間役職を勤め上げられたが、1兆円にならんとする赤字を積み上げた。そんなストリンガー氏を議長にするという話。執行でほとんど業績を上げなかった人が、執行役を監視する取締役会の議長をやるという理由が全く分からない」
《拍手が起こる》
男性株主「ありがとう。平井体制にあって、そんな人の力を借りないといけないほど人材がいないのか。新しい血を入れないといけない。平井社長が説明した重点施策も変わり映えしない。従来言われていたことを言葉を換えただけだ。現状の認識が甘い。エレクトロニクス事業が重要といいながら、経営陣にその知見を持った人が誰もいない」
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