「模範解答する学生は求めていない」と語る全日本空輸の潮田敏明・人事部人財開発チームリーダー【拡大】
【採用担当者のホンネ】 全日本空輸人事部人財開発チームリーダー・潮田敏明さん
「変わった面白い人材をいろいろ採っていきたい。秀才タイプはあまりいらない」
大学生の就職人気ランキングで、毎年上位の常連となっている全日本空輸。その将来の幹部候補生として期待する総合職事務職の採用担当者、潮田敏明・人事部人財開発チームリーダー(ANA人財大学リーダー)の言葉は意外だ。
理由はある。国際化に格安航空会社(LCC)の台頭など、同社を取り巻く経営環境は激変している。こうした環境に対応していくには「金太郎飴(あめ)にならず、いろんな背景をもった学生を採ることで、全日空の人材の厚みにしていきたい」(潮田さん)と考えるからだ。
求める人材像のキーワードは▽チームをまとめる魅力的な人柄▽高い目標に挑戦する姿勢-など。潮田さんは、特に総合職事務職には「面接時に、即戦力でなくてもいいが、10~20年後に伸びしろがありそうな人材がほしい」と強調する。
同社の場合、新卒の採用試験は(1)総合職事務職(2)総合職技術職(主に整備技術)(3)特定地上職(主に一定の専門分野担当)(4)客室乗務員(主に機内業務)(5)パイロット-の5職種に分かれる。それぞれ求められる能力が違うためだ。