三菱商事、大連で住宅事業 大規模マンション計画に50億円出資 (1/2ページ)

2012.7.10 05:00

 三菱商事が中国遼寧省大連市で大規模マンション建設事業に参画することが9日分かった。約3500戸を開発する現地のプロジェクト会社に近く約50億円を出資する。中国の住宅市場は、政府の不動産投機抑制策で上海や北京など大都市は価格が下落傾向だが、大連などの地方の中堅都市は中間層を対象に分譲住宅や商業施設の需要が堅調に拡大すると判断した。大連以外の中堅都市でも今期中に最大100億円を追加投資する計画で、中国の不動産事業を収益源に育てる狙いだ。

 今回のマンション建設計画は、鉄道の大連駅から北東13キロにある甘井子区に、東京ドーム6個分に相当する約29万5000平方メートルを開発する。総事業費は約660億円。三菱商事は、大手不動産開発の金地集団(広東省)が持つプロジェクト会社の発行済み株式の40%を約50億円で取得する。マンションは1戸当たり100平方メートルで、1000万円程度で初めて不動産物件を購入する「一次取得者」やファミリー向けを想定した住宅で、近く販売を開始する。三菱商事は昨秋、金地集団が推進する遼寧省の省都・瀋陽市でのマンション事業にも参画した。

競争激化も