大和ハウス、九州で最大規模太陽光発電 九電に全量売電へ

2012.7.12 05:00

 大和ハウス工業は11日、グループの大和エネルギーと共同で、九州では最大規模となるメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業を開始する、と発表した。同社が所有するひびき国際物流センター(北九州市若松区)の屋根に2000キロワット級の太陽光パネルを設置、10月から九州電力に全量を売電する計画。売電収入は年間約8000万円を見込んでいる。

 今回の事業では、建物を所有する大和ハウスがメガソーラーの建設工事を請け負い、発電事業者である大和エネルギーに屋根を貸す形を取る。大和エネルギーが九電に売電するほか、メガソーラーの運営、管理を行う。発電量は一般家庭約420世帯分の消費電力量に相当するとしている。

 大和ハウスグループは7月から始まった再生可能エネルギーの全量買取制度に合わせ、2012年度に太陽光で1万キロワット、14年度までに太陽光と風力発電を合わせて7万キロワットに増やすほか、小水力発電などの開発にも取り組む計画だ。