富士通が女優の大竹しのぶさん(中央)を招いて開いた「らくらくスマホ」の発表会見=17日、東京都中央区【拡大】
NTTドコモは20日、中高年をターゲットに富士通が新開発した「らくらくスマートフォン(高機能携帯電話)」の予約受付を始めた。従来型携帯の「らくらくホン」で培った技術に磨きをかけ、初心者でも安心して“スマホデビュー”できる端末として売り込む。京セラやシャープなども、独自の技術や画面デザインで使いやすさをアピールし、シェア拡大に向けて初心者層の取り込みを図っている。
「シニア層のスマホ利用を後押しして、国内シェア首位の座を堅持する」。富士通の佐相秀幸副社長は、東京都内で17日に開いた「らくらくスマホ」発表会見で宣言した。
同機種は、タッチパネルに不慣れな初心者の操作ミスを防ぐため、指の圧力から「触れる」と「押す」の違いを検知する新技術を搭載。サービス面でも、安全性を確保した投稿サイトや専用サポート窓口などを提供し、「トータルのシニア向け対応」を打ち出した。