NTT東日本が、全国に展開している「Wi-Fi(無線LAN)」スポットの接続方式を業界標準の「ウェブ認証方式」に統一することが2日分かった。
6月末時点で1万4000カ所に上る同社のWi-Fiスポットのうち、独自の技術仕様を採用している5000カ所の接続方式を8月中に業界標準方式に切り替える。これにより、すべてのスポットでスマートフォン(高機能携帯電話)からの接続が可能になるなど、顧客の利便性が向上するという。
同社は、公共施設や飲食店などでの光サービス利用を想定して、2004年から「フレッツ・スポット」と呼ぶWi-Fiスポットを展開。通信接続には専用ソフトを使う技術仕様を採用し、つくばエクスプレスやスターバックス、ロッテリアなどの施設約5000カ所にスポットを設置した。この技術仕様は、国際規格の1つだが、国内ではNTT東とNTT西日本しか採用していないため、事実上の独自仕様となっていた。