ボルボ、自動車整備の独自サービスで顧客拡大　１時間で点検・修理 (1/2ページ)

　ボルボ・カーズ・ジャパン（東京都港区）のアラン・デッセルス社長は２０日までに、１時間整備を基本にした定期点検・修理サービスを年内に始める方針を明らかにした。輸入車メーカーが、国内で短時間の整備を大々的に展開するのは珍しく、サービスの迅速化と品質向上で顧客層の拡大を狙う。

　新サービスは、ボルボが「ワンアワーストップ」として海外で先行実施しているもので、車両１台当たり２人以上の整備士を充てる。

　これにより作業効率を高め、１時間を目安に点検や修理作業を終えることを目指す。「年内に直営４店舗で試験的に導入」（デッセルス社長）し、順次拡大する計画だ。

　一般的に定期点検などは、車両１台につき１人の整備士が行うケースが多い。ただ、この場合、定期点検でも２～３時間はかかり、修理となると、さらに時間がかかるため、代車を手配する必要も出てくる。

　国産メーカーの販売店では１時間以内の定期点検を打ち出している例はあるが、修理を含めた１時間以内のサービスは国内で初めてとみられる。

来年３月までに戦略中型車「Ｖ４０」を投入し商品力を強化