毎月のスマホ料金、ユーザーの４割不満　テザリング利用率まだまだ

　アップデイトが運営するモバイルマーケティングデータ研究所が１０月１２日から４日間かけて実施した調査によると、スマートフォン（高機能携帯電話）利用者のうち、約４割が毎月の利用料金について不満を感じていることがわかった。

　毎月の利用料金の満足度について質問したところ、「不満である」「やや不満である」と回答した利用者は計３８％で、「満足している」「やや満足している」の計３４．７％を上回った。

　米アップル社の人気端末「ｉＰｈｏｎｅ５」に導入されたことをきっかけに注目を集めるテザリングについては、「興味があり、利用している」が１６．３％、「興味があるが、利用していない」が４６．９％、「興味はなく、利用していない」が３６．８％との結果になった。興味があるユーザーが６割以上いるにもかかわらず、実際に利用しているユーザーは２割に満たなかった。

　利用料金を抑える対策としては、無料Ｗｉ－Ｆｉスポット、ＬＩＮＥなどのグループチャット、ＳｋｙｐｅなどのＩＰ電話、無料通話時間帯の利用を挙げるユーザーが多かった。一方、通話専用端末の契約や、データ通信のみのＳＩＭカードの利用率は少なかった。