米マイクロソフト(MS)がパソコンにもタブレット端末にも対応した次期基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」を26日に発売する。
パソコンのOSとして圧倒的なシェアを誇るウィンドウズシリーズの最新作が、タブレットで先行する米アップルの牙城にどれだけ食い込めるかが焦点だ。
しかし、パソコンとタブレットの垣根を越えた競争の幕開けで、端末、OS双方の勢力関係が劇的に変わる可能性もはらむ。ITの黎明(れいめい)期からこれまで、革命を先導してきたウィンドウズとパソコンの反撃の勢いが、試されている。
「タブレットと融合」
「革新的なデザインなど、さまざまな面で新基準となる」
23日、米ニューヨークで開いたウィンドウズ8搭載パソコンの新製品発表会で、パソコンのシェアで世界5位を誇る台湾エイスースのジョニー・シー会長は、こう強調した。