遺伝性腎臓疾患、世界初の治療薬 大塚製薬が承認申請へ

2012.11.6 08:00

 大塚製薬は5日、腎臓に多数の嚢胞(のうほう)ができて腎臓が大きくなる遺伝性疾患「常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)」の進行を遅らせる「トルバプタン」(一般名)の臨床試験(治験)で、患者の腎臓の容積増加率を約50%抑制できたと発表した。

 同社は今後、世界でトルバプタンの承認申請を行う予定。ADPKDには現在、有効な治療薬がなく、承認されれば世界初の治療薬になるという。

 ADPKDは高血圧や激しい腎臓の痛みなどが特徴で、進行すると腎機能が徐々に低下し、最終的には腎不全に至る遺伝性の疾患。1000~4000人に1人が患っていると推定されている。

 治験は日本を含む世界15カ国で、18~50歳の患者1445人を対象に実施。このうち1157人が、トルバプタンかプラセボ(偽薬)を3年間継続して服用した。その結果、トルバプタンの服用者はプラセボの服用者に比べ、腎臓の容積の増加率が約50%抑制されたことから、トルバプタンが嚢胞の増殖・増大を抑え、腎機能の低下を遅らせることが明らかになったという。


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