阪急百貨店梅田本店が全面開業。にぎわう買い物客で長蛇の列も=21日午前、大阪市北区(頼光和弘撮影)【拡大】
阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)の建て替え工事が終わり、21日に全面開業した。売り場面積も建て替え前の1・3倍にあたる8万平方メートルと、西日本最大級の規模となった。
これにより大阪・梅田地区にある4百貨店の売り場面積の合計は約26万3千平方メートルで、東京・新宿の約21万2千平方メートルを上回る。消費者にとって買い物の選択肢は広がるが、首都圏に比べて商圏人口が小さく、オーバーストア(店舗過剰)の懸念も強まっている。
阪急梅田本店は同日、8階のスポーツ用品売り場、9階のホールやギャラリーが新たにオープン。ホールでは仏高級ブランド「エルメス」の職人による革小物の製作実演などが行われ、訪れた人が興味深そうに見入っていた。
JRグループ各社がまとめた平成23年度の1日平均乗車人員で、東京・新宿駅は約73万4千人で日本一。大阪駅は約40万6千人でJR西日本管内で最も多く、全国でも3位を誇る。