ロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区)が展開する共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」の会員が5000万人を突破した。
創業時は3年後3000万人の会員獲得を目標に掲げていたが、サービス開始からわずか2年9カ月で目標を上回る5000万人を達成した。提携企業では、ポイントを目当てにした顧客増による売上高の向上や、マーケティング戦略に有用なCRM(顧客関係管理)の実現など、目に見える“Ponta効果”が表れている。
CRMの精度向上に一役
東京都渋谷区のケンタッキーフライドチキン恵比寿駅前店。店のカウンターでは、ランチのために購入したセットメニューの支払い時にPontaカードを店員に手渡す姿が目に入る。
Pontaは、ポイントをためたり、ポイントを使って買い物できる仕組み。さらに、ケンタッキーの店舗だけでなく、コンビニエンスストアのローソンやレンタルビデオ店のゲオ、ガソリンスタンドを展開する昭和シェル石油など約60の提携企業でポイントサービスを活用できるのが特徴だ。