産業能率大学が11日に発表した年末恒例の「社長が選ぶ今年の社長」で、1位に日本航空名誉会長の稲盛和夫氏が選ばれた。トップ10には最年少上場社長や格安航空会社社長など、今年話題となった顔ぶれが並んだ。
稲盛氏は、今年再上場を果たした日本航空の再建手腕が評価され、調査に回答した経営者からは「非常に困難と思われた企業再建を予想外の短期間で達成した」(47歳、卸売り・小売業)などとの理由があがった。
2位はソフトバンクの孫正義社長で「常に攻めの姿勢で経営している」(55歳、運輸業)、3位はファーストリテイリングの柳井正会長兼社長で「ぶれない方針で世界市場に挑戦している」(67歳、卸売り・小売業)。
7位には25歳で東証一部上場会社社長となったリブセンスの村上太一氏、9位にはピーチ・アビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)がランクインし、「最年少での上場はすごい」(40歳、製造業)、「新市場を開拓しLCCを根付かせた」などとのコメントが寄せられた。