「朝マック」強化策を発表する日本マクドナルドの原田泳幸社長(中央)=17日、東京都新宿区【拡大】
日本マクドナルドは17日、朝食メニュー「朝マック」を強化すると発表した。18日からセットメニューを増やすほか、価格を見直し、家庭やコンビニエンスストアから朝食を取り込む。同社は2012年の既存店売上高が9年ぶりに前年実績を下回ったもようで、朝食時間帯のてこ入れを業績回復の一手としたい考えだ。
サンドイッチ、「ハッシュポテト」、ドリンクSサイズの「バリューセット」(340~490円)は価格を据え置いてドリンクをMサイズに変更。新たに「ソーセージエッグマフィン」か「エッグマックマフィン」にドリンクSサイズがついて300円のセットメニューを設定する。ハッシュポテトは単品価格を引き下げる。
会見した原田泳幸社長は「忙しい朝に、利便性やお得感といったマックの強みをいかせば朝食市場でのチャンスは大きい」と強調。昨年比約6倍の広告宣伝費を投入するなどの強化策で朝食時間帯の売上高は2桁の成長率を目指すという。