ツイッターのディック・コステロCEO【拡大】
【ワシントン=柿内公輔】米簡易ブログ大手ツイッターが年内にも株式上場に踏み切るとの観測が高まっている。
各国で急増する利用者を強みに、今年始めた携帯端末向け動画投稿サービスがヒットするなどモバイル戦略も強化。企業買収も活発化させ、業容飛躍へ資金調達を広げるとの見方が強まっている。
米フェイスブックに続くITの旗手と目される有望企業の動向は注目を集めそうだ。
スマホ事業も強化
ツイッターは今年1月、アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」向けに、動画投稿サービス「ヴァイン」の提供を始めた。
動画は最大6秒間だが、撮影して間を置かずに投稿できる写真のような利便性が受け、世界中で愛好者が急増している。
ツイッター側関係者は「つぶやきと短い動画の組み合わせは相性がいい。ツイッターの世界観が広がる」と手応えを感じている様子。