スクウェア・エニックス・ホールディングス(HD)は26日、平成25年3月期の連結最終損益について、従来予想の35億円の黒字から、130億円の赤字に転落する見通しとなったと発表した。最終赤字は2期ぶりで、過去最大の赤字幅となる。
「トゥームレイダー」を始め、家庭用ゲーム機向けの大型ソフトの販売が欧米で伸び悩んでいることなどが原因。このため、同社は販売が期待できないソフトの発売中止や発売前のソフトの開発方法の見直しを決め、25年3月期に約100億円の特別損失を計上する見通しとなった。
営業損益予想も75億円の黒字から、60億円の赤字に引き下げた。15年4月の同社発足以来、初めての営業赤字となる。